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稲作情報 2019.03.07

たむらの稲作情報 第1号

育苗期間中の病害を防ぐため、温度管理を徹底しましょう!
特に催芽から播種10日後まで、30°C以上の温度にしないことが重要です。

1. 病気を出さない育苗管理

・28°C以上の温度は「もみ枯細菌病」を助長します!
催芽、出芽は28°Cで行い、育苗期間中、温度は28°C以下で管理しましょう。
もみ枯細菌病の防除は、播種後覆土前にカスミン液剤またはカスミン粒剤で行いましょう。

・10°C以下の低温は「ムレ苗」や苗立枯病の発生の原因となりますので、下記を参考に防除を行いましょう。
(例)播種時覆土前:ナエファインフロアブル 灌注
播種後覆土前:ダコニール1000灌注+発芽後:タチガレエースM液剤灌注

・未消毒種子の場合は、必ず種子消毒を実施してください。 (例)テクリードCフロアブル200倍液、24時間浸漬

【育苗時の温度管理ポイント】

2.箱処理剤の選定について

〇斑点米カメムシ類による落等が懸念されるほ場

以下の箱処理剤を使用すると、斑点米カメムシ類に効果があり、出穂後の2回の薬剤防除のうち、 1回目(乳熟期の薬剤防除)を省略することができます。
・デジタルメガフレア箱粒剤
・Dr.オリゼスタークル箱粒剤OS
・ロングリーチ箱粒剤

〇イネドロオイムシの発生が多かったほ場

昨年、イネドロオイムシの発生が多かった場合は、箱処理剤の変更を検討しましょう。
また、県内では、以下の有効成分のイネドロオイムシに対する感受性が低下する事例が確認され ていますので、注意しましょう。
・ベンフラカルブ(商品名:オンコル)
・カルボスルファン(商品名:ガゼット)
・フィルプロニル(商品名:プリンス)

3.種子消毒における注意

・消毒済の購入種子は、平成30年産種子より薬剤が変更となっています。
29年産の消毒済購入種子が手元にある場合は、同時に浸種は行わないでください。

・ハトムネ催芽機やエアレーション付きの水槽で浸種を行う場合は、黒色の粘性物質が発生することがあります。
(粘性物質が発生しても、薬害や薬剤効果の低下はありません。)

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