
花桃切り出し終盤 2月出荷目前
郡山市中田町の「花木団地」で、桃の節句を前に観賞用の花桃が1月中旬から切り出しが始まり終盤を迎えています。今年は、暖冬の影響により徒長枝が多いため、花芽が少なく出荷量が昨年に比べて少ないですが、品質は良好です。
切り出した枝は、冷蔵庫に入れ低温に当て、温湯処理し「春が来たと錯覚させて開花させる」生産技術を用いています。花桃は、80センチの「カジュアル規格」の需要が高く、3本ほど束ねて出荷します。出荷は2月上旬から桃の節句が行われる時期に合わせて、2月下旬まで続く予定です。
当JA花卉部会中田支部の宗像孝副支部長は同支部で花桃を唯一栽培しており、その他に、東海桜や梅、ナンテンなども出荷しています。宗像副支部長は、「観賞用の切り枝として郡山市や北海道、仙台市に出荷している。ひな祭りで多くの方に飾っていただきたい」と話しました。
同支部では1970年から約半世紀、桜や梅、レンギョウ、花桃などを栽培し、主に東京や北海道、仙台などに出荷しています。2024年度は8人が生産しています。