
JAグループ乳質環境改善コンクール ㈱佐久間牧場が最優秀賞に輝く
JAグループ福島酪農協議会とJA全農福島は2月20日、郡山市の福島県農業総合センターでJAグループ福島酪農家全体研修会を開きました。研修に先立ち第30回JAグループ乳質環境改善コンクールの表彰を行い、最優秀賞に輝いた当JA管内の㈱佐久間牧場らを称えました。同牧場が最優秀賞を受賞するのは4回目です。
研修会では、同牧場の佐久間哲次専務がコンクールで最優秀賞を受けた経営内容や乳質改善の取り組みなどを紹介しました。
同牧場は、2023年8月から新規施設が本格稼働し、搾乳牛235頭を含めた430頭を飼養しています。ロボット搾乳施設を導入し、搾乳状況や体調を管理。全頭白血病の検査を実施し、現在は陽性牛0頭と、クリーンな牧場を実現しています。また、高消化性セルロースを活用し、乳成分の数値を向上させました。
同コンクールには県内5JAから80人が参加し、審査委員長で福島県農林水産部畜産課の横田真良課長は「環境審査は昨年度と比較して平均点が向上し、生乳の安全・安心の確保に高い意識を持ち、適切に実施していることがうかがえる」と評価しました。
最優秀賞以外の上位入賞者は次の通り。かっこ内はJA名。(敬称略)▽優秀賞=遠藤正一(福島さくら)、柏原忠仁(福島さくら)▽優等賞=菅野茂(ふくしま未来)、岩佐汐里(東西しらかわ)、遠藤直人(ふくしま未来)▽優良賞=㈱渡邊牧場(ふくしま未来)、蛭田牧場(福島さくら)、新田憲一(福島さくら)