ホップ収穫開始 一つ一つ丁寧に手摘みで

 当JAたむら地区管内の田村市で7月31日、ホップの収穫が始まりました。今年度の同市での作付面積は90㌃。
 収穫したホップは、同市都路町でビールの醸造を行うホップジャパンがクラフトビールの原料として使用します。
 出荷時期は例年より6日遅い7月31日から始まり、8月20日ごろまで続きます。今年度は春先の強風とその後の猛暑による水不足の影響で平年より収穫量は1割程度減る見込みで、まり花の大きさは平年に比べ小ぶりですが、香りや苦味のもととなる成分は良好。収穫日に同醸造所に納品し1ヵ月かけて醸造して8月下旬にはクラフトビールとして発売します。
 1950年代は国内有数のホップの産地だった福島県ですが、葉タバコ栽培が盛んになり、一時は途絶えてしまいました。
 同市のホップジャパン新田ファーム代表の新田浩さんは7年前に田村市のモデル栽培でホップを導入。ウインチ式設備のワイヤー栽培で、作付面積は24㌃。全て手摘みで収穫しています。
 新田代表は、「品質に問題がなく、一つ一つ手摘み収穫するので、1カ月後に販売するクラフトビールを楽しみにしてください」と話しました。

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