
川内村でタラの芽出荷最盛期
当JAふたば統括センター管内の川内村で、促成栽培のタラの芽の出荷が最盛期を迎えました。
同村の農事組合法人アグリ代表の渡辺昭男さんは、2016年に同村の農家から株を譲り受け、現在、ハウス1.8㌶で「あやの」という品種を栽培しています。この品種は芽が太く、とげが少ないのが特徴。原木を11、12月の寒さに当てて、新芽が付く節目ごとに切り、ハウス内の水を張ったトレーに並べて栽培します。主に当JAを通じて福島県内の青果市場へ1日に300パック(1パック50グラム)ほどを出荷しています。
タラの木の寿命は約5年で、昨年30㌃の株を新しく植えたが高温と水不足の影響で不作となりました。一昨年80㌃更新したため、出荷数量は昨年より多い見込みです。昨年12月26日から出荷を始め、3月下旬までに約700㌔を出荷します。
タラの芽は獣害も少なく軽量で、高齢者でも取り組みやすいことから、農閑期を利用した特産品目として以前から栽培されています。現在は同法人を含め同村の農家4戸で約7㌶栽培しています。
同法人の渡辺代表は「昨年の夏の酷暑により樹が徒長し心配していたが、品質は良好。少しでも高単価で購入していただける様安定した出荷を目指したい」と話しました。