
葉タバコの豊作を願い播種
三春葉たばこ共同育苗組合は3月10日、三春町の当JA貝山育苗センターで2025年産葉タバコの播種作業を行いました。南東北たばこ耕作組合によると、同町の日本たばこ産業(JT)との2025年産の契約面積は7ヘクタールで生産者9戸。同育苗組合は、1キロ当たり1,852円、10アール当たり270キロを目標にしています。
同日は、同育苗組合の組合員をはじめ、同たばこ耕作組合の職員、当JA西部営農経済センターのセンター長ら15人が参加し、播種を行いました。栽培品種は東北地方で主に栽培されている第一バーレー種「たいへい」など2品種です。作業は、前日までに土入れが終わっている育苗箱に、真空播種機での種まき、かん水などの作業を同育苗組合の組合員が分担して行いました。播種は、真空圧で直径0.5ミリほどの種を1粒ずつ吸い上げて播種をする真空播種機1台で行い、1日で856箱(1箱900粒)ほどの播種を完了しました。同育苗組合では、同町のほかにも郡山市や田村市の一部の葉タバコの苗の育苗をしており、今年は約16ヘクタールを育苗する予定です。
同育苗組合の影山明夫組合長は「健苗に育てて、皆に良い苗を届けられるようにしたい」と話しました。
今後は同育苗組合の組合員が交代制で20日間程度水管理を行い、各自苗を持ち帰り仮植します。4月下旬から定植が始まり、6~8月にかけて収穫する予定です。