シイタケ農家で全国初 健康経営優良法人の認定

 三春町でシイタケ等を栽培する農業生産法人の有限会社M&Aふぁーむ・わたなべは3月10日、経済産業省と日本健康会議が共同実施する健康経営優良法人制度で、「健康経営優良法人2025(中小規模法人部門)」に認定されました。中小規模法人部門の国内19,796法人のうち、農業では37法人が認定を受け、シイタケ農家では全国で初めての認定です。2017年の制度開始以来、福島県では農業で初めて、三春町では初の認定法人となりました。
 健康経営優良法人認定制度は、従業員の健康管理について経営的な視点で戦略的に考え取り組む、一定水準を満たした全国の法人の中から、特に優良な法人を「日本健康会議」が認定する制度です。
 同社は従業員24人で、70代以上の計10人が現役で働く会社。2022年より社員の健康診断を義務化し、現在では受診率は100%となっています。また、以前までは定年を設定していましたが、現在は定年を設定せずに80代も雇用しています。
 同社の70代社員は、「農業を始めてから腰痛や持病が軽減した。給料をいただきながら健康を維持できる」と話ました。
 同社の渡辺俊史代表は「弊社はJGAP(農業生産工程管理)認証をきっかけに、健康経営優良法人制度への取り組みを決めた。今後も健康経営を維持し、発展に努めていきたい」と意気込みました。

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