
花言葉は「幸運を重ねる」光り輝くクリンソウ
いわき市遠野町冷水地区の農家、酒井光平さんと妻・恵美さんが整備する「光花の里山」のクリンソウが見頃を迎えています。
クリンソウは、サクラソウ科の多年草で、5~6月に開花します。花の輪が下から先端に向かって何段にも重なり、寺の塔の「九輪」に見えることが名前の由来。花言葉が「幸運を重ねる」と縁起がよく、黄色は特に珍しく、人気があります。
光平さんは、5年前に仕事で訪れた家で植えられていたクリンソウを10株ほど譲り受けたのをきっかけに栽培を始めました。毎年株分けをしながら数を増やし、現在は約1万株を恵美さんと共に管理しています。
同園は、たくさんの人に楽しんでほしいと2年前に開園し、一面に咲くクリンソウを観覧できるほか、手作りの休憩所や、恵美さんが手作りしたバックなどを売る販売コーナーなどを楽しむことができます。今後は、休憩所にカフェも作りたいと意気込みます。
酒井さんは「クリンソウを観光の一つとして、若い世代にも来てもらえるような魅力ある集落にしていきたい」と話しました。
同園は、5月1日に開園し、花が終了する6月中旬頃まで一般公開しています。開園時間は午前9時~午後4時頃まで。観覧には協力金として300円をお願いしています。問い合わせは光花の里(酒井光平さん)=電話0246-89-2598まで。