
日本最大級の群生地 絶滅危惧種「クマガイソウ」咲き始める
当JAいわき菊田支店・遠野支店管内のいわき市田人町綱木地区でラン科の絶滅危惧種クマガイソウが咲き始め、訪れた人を楽しませています。
標高450mにある群生地では約5万株が群生し、日本最大級ともいわれています。このクマガイソウは、同地区の平子長雄さん(2016年没)が個人の裏山で守り育ててきたもので、現在は同地区の住民や同市内の有志らで構成する「綱木クマガイソウを守る会」の会員16人で年間を通して管理を行っています。
コロナ禍での一般開放の休止や、2022年には群生地脇の住宅や倉庫・整備道具などが焼失する火災が発生しましたが、会員の懸命な保護活動で乗り越えてきました。
今年は4月26日から開園し、花が終了する5月下旬まで一般公開します。観覧には協力金として500円をお願いしています。
また、今月24、25、30、31日には苗の販売会を行い、苗5株を3500円で販売します。苗は、現地に訪れた人のみ購入することができ、事前に注文することで後日苗を郵送することも可能。開園時間は午前9時~午後4時(入園は3時半まで)。問い合わせは綱木クマガイソウを守る会事務局(平子忠徳さん)=電話0246-89-3414まで。