産地化目指し さつまいも栽培指導会開催

 当JAたむら統括センターは5月12日、田村市の同統括センターでさつまいも栽培指導会を開き、生産者、田村農業普及所、田村市、JA職員ら約20人が出席しました。
 指導会では、JA職員が2024年度の実績振り返りや課題対策、食の安心安全新鮮確保対策などについて説明しました。同普及所の佐藤正武専門員がサツマイモの植え付けと植え付け後の管理について解説し、参加者は苗の前処理、植え方、病害虫防除について学びました。
 2024年度のたむら地区の販売実績は約75㌧。サイズや品質も向上しており、県内産サツマイモとして市場や量販店からも期待が大きくなっています。2025年度は作付面積約4㌶、出荷数量66㌧を計画しています。
 当JAたむら地区園芸部会特産専門部会さつまいも部会の佐藤松美部会長は「気温も上がり植え付けに良い時期となった。しっかりと圃場を準備し、天候を確認しながら植え付けや管理をすることで、秋の収穫に期待しよう」と話しました。
 同地区では葉タバコの廃作や震災・原発事故の影響による遊休農地の活用を図るため、田村市と連携し、サツマイモの生産振興に取り組んでいます。8月にはサツマイモ貯蔵施設に隣接した場所に、干し芋を中心とした農産物加工施設が完成予定で、生産者の所得向上に取り組みます。

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