
今年は表年!西田町の梅 出荷開始
当JA西田支店管内で「青いダイヤ」と言われる梅の収穫が最盛期を迎え、西田梅生産グループが6月16日から「白加賀」と「南高」の出荷を開始しました。今年は霜害もなく天候に恵まれ豊作で、昨年の出荷量2.6㌧を上回る約3㌧の出荷を見込んでいます。
収穫した梅は、郡山市西田町のJA三町目倉庫で同グループの生産者と当JA職員が傷などを目視し、選別機で規格に分けて出荷します。同市の当JA農産物直売施設「あぐりあ」やJA全農福島が運営する「愛情館」に出荷するほか、地元の女性たちで組織する「西田梅加工グループ」が昔ながらの製法で漬け込み、加工します。出荷は6月末まで続く予定です。
同月18日には、同倉庫で梅の販売を行い、地域住民が買い求めました。同倉庫での販売は20、23日にも実施します。
同グループは、1990年には20戸の生産者が約39㌶の園地で梅を生産していました。現在は高齢化やそれに伴う担い手不足により約10戸、約20㌶と減少していますが、地元の宝を守ろうと生産者一丸となり生産に取り組んでいます。
同生産グループの増子公雄さんは「昨年の裏作の分、今年は表作で豊作となった。焼酎漬けや梅干しなど色んな漬け方で楽しんでほしい」と話しました。