安全なおいしさを世界へ UCLの学生がピーマン選果場を視察


 当JA西部営農経済センターは7月5日、三春町にあるJAピーマン選果場で「Agriculture Tour In 三春」による選果場の視察を受け入れました。この視察は、東北大学と同町でしいたけを栽培している㈲M&Aふぁーむ・わたなべの主催により実施されました。同ツアーの日程は7月5、6日の2日間で、イギリスのUniversity College Of London(UCL)の学生4人が参加しました。
 この取り組みは2025年3月からスタートし、原発事故後の福島県における農業の取り組みや、風評被害への対応を深めることを目的に行われました。実際に学生を受け入れるのは今回が初めて。
 参加した学生らは、たむら地区で生産されるピーマンの特徴や、出荷に至るまでの流れを学ぶとともに選果場の見学を行いました。参加した学生は「ピーマンについて学べたのは初めてで嬉しい」と笑顔で話しました。
 選果場の視察後は、同町の三春の里田園生活館に移動し、東北大学のボランティアサークル東北大学福興Youthの学生と合流。同町の深谷茂元副町長による講話を聴講しました。6日は㈲M&Aふぁーむ・わたなべで収穫体験の後、福島県産野菜を使ったバーベキューも行われました。
 ㈲M&Aふぁーむ・わたなべ代表取締役の渡辺俊史さんは、「原発事故が起きた福島の農業を実際に見てもらうことで、安全性はもちろん、たむら地区や福島県産の野菜のおいしさを知ってもらいたい。今後もこの活動を継続していきたい」と話しました。

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