梨の花粉自給に向け開葯作業スタート

 梨の授粉作業が4月中旬から本格化することを受け、いわき市の当JAいわき地区梨選果場に開葯所を開設し、梨の授粉用花粉を取り出す開葯作業を行っています。
 開葯作業は、当JAいわき梨部会の部会員が開花直前の花を持ち込み、授粉用の花粉を採取しており、今年度は約45㌔の開葯を計画しています。10日までに生葯は約1㌔搬入されています。
 2023年度まで授粉に使われてきた中国産花粉の輸入停止を受け、昨年度から部会員が自給しています。同開葯所では豊水や幸水など7品種の花を預かる予定です。
 開葯方法は、花蕾(からい)を葯採取機にかけ花弁を取り除き、その後、ふるいにかけて濃いピンク色の葯を集めます。集めた葯を開葯箱(1箱100~150㌘)に敷き詰め、温度25℃、湿度30~35%の開葯機に30~36時間入れて加温すると開葯し、粗花粉が採取出来ます。粗花粉は薬包紙に入れてシリカゲルとパックし、冷蔵して部会員に返却します。開葯作業は4月19日までを計画しています。

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