甘い旬を味わって いわきのイチジク出荷最盛期
当JAいわき統括センター管内でイチジクの出荷が最盛期を迎えています。
当JAいわきいちじく部会の2024年度出荷数量は19㌧、販売金額は1490万円となりました。2025年度は同部会員16人が、生食用と加工用合わせて450㌃の栽培面積で、約20㌧の出荷を目指しています。
同センター管内では、転作の一環で、1990年ごろから本格的に栽培が始まりました。イチジクは3年で収穫を始めることができ、日当たりを好む植物で、日照時間の長い同管内では栽培に適していることと、果実が軽く女性や高齢の方でも比較的作業しやすいことから選定されました。
主な品種として生食用に「桝井ドーフィン」が栽培されており、果肉が柔らかく優しい甘みが特徴。加工用には「ホワイトゼノア」が主に栽培されており、酸味が少なく、甘みがとても強い品種です。
今年は昨年同様、高温の影響で出荷が早まりました。9月10日時点で1㌔当たり約800円で取引されています。出荷は8月15日から始まっており、11月上旬まで続く予定です。
担当職員は「生産者が愛情をこめて丁寧に栽培している。ぜひ多くの人に食べていただきたい」と話しました。